2018年から始まる「つみたてNISA」
皆さんはもうご存知ですか?
「現行のNISAとどう違うの?」
「メリットはあるの?」
そんな悩みを解決します♪
自分にとっていい資産運用を選択するために、どんなものかを紐解いていきましょう♪
このブログはFP事務所を舞台に
3人のキャラクターがお金や
経済の知識を易しく解説します。
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左☆涼子さん…最近金融を学び始めた新婚さん
中☆吉永所長…真面目で腕利きのFP事務所所長
右☆夏美ちゃん…新米FP。明るく元気でちょっと天然
もうすぐスタート!つみたてNISA


どうされました?

通常のNISAとどう違うのか分からなくって・・・


この前NISAのお話をしたばかりなのに。

このまえ吉永さんに株やNISAについて教えてもらったときから、少しずつアンテナをはるようにしてるんです♪

投資など情報はアンテナをはって得られるものですから。
それができるようになっただけでも素晴らしい進歩ですよ。



だから私にとってどういうメリットがあるかなども含めて教えてほしいです!!

それでは今回はつみたてNISAについてお話ししましょう。

新設!つみたてNISAとは

わかりやすいポイントがあれば教えてほしいです!

正式名称は「つみたてNISA」と平仮名で表示されることが多いです。
その名の通り、積立スタイルでお金を運用する制度なんです。
もともとは、若者や投資初心者の資産形成をサポートする目的として導入されました。


金融庁の公表資料「平成29年度税制改正要望項目」によると、
口座数は1000万を超えたものの、一度も利用されていない非稼働口座が50%以上あったんです。
それに、同資料では、積立による利用は総口座数の1割以下にとどまっているとして、
少額から積立で投資できることが浸透していないことがその背景にあると指摘しています。
利用者は投資経験者が中心で、本来の目的の対象となる若者や投資初心者に浸透しているとは言い難い状況です。
また、現行のNISAの非課税期間が5年間と長期の投資に利用しにくいこともあり、てこ入れが課題となっていました。



また以前お話しした通り、これからの時代は公的年金だけでは、十分な生活費には足りず、各個人の自助努力が必要な状況になっています。
その自助努力を支援する制度として、個人型確定拠出年金の対象者拡充なども進められているんですよ。
今回の積立NISAの創設も
「老後資産の準備は各個人でやりましょう」
という国のメッセージといえますね。


今までのNISAとの違いとは

毎年の非課税投資枠から得た利益・分配金にかかる税金はゼロとなりますが、
非課税投資枠が年間40万円で、
投資期間が最長20年
という点で異なります。
通常のNISA以上に少額から毎月コツコツ、長期での資産形成を目指す方に向いた制度と言えますね。
ポイントをまとめると以下のようになります。
①開始は2018年1月から
②非課税となる期間は最長20年間
③非課税投資枠(年間投資上限)は40万/年
④買付は定期的に継続したもの(積立)であること
⑤対象商品は一定の条件を満たす投資信託やETF等となる

通常のNISAと取引方法や対象商品に違いがありますよね。


取引方法については、定期的に継続した買付つまり積立である必要があるんですね。

一定の条件を満たす投資信託やETFに限定されてしまっているんですね!

ちなみに運用開始は2018年の1月からですが、
口座開設は2017年の10月から開始されています。


現状では、現行NISAとの併用はできないようになっているので、どちらかを選ぶことになります。
ただ将来的には一本化も検討しているようですね。

コツコツ積み立てていくだけなんでしょうか?
つみたてNISAならではのメリットとかを知りたいです!



つみたてNISAのメリットとは

まとめるとこのような感じです。
①非課税機関が超長期の20年なので、長期投資のメリットを得やすい
②1年分は少額になっているので、積み立て効果を得やすい
③非課税期間が20年と長く、リバランスにも使いやすい
④つみたてNISAは長期投資に向くファンドのみしか買い付けできない仕組みになっている
①非課税期間が超長期の20年なので、長期投資のメリットを得やすい


これは現行NISAの非課税期間をみるとわかりやすいと思いますよ。


5年も、というべきか、たった5年というべきかは感覚の違いに過ぎませんが、長期投資という観点からはやや物足りない期間だと思いませんか?


そしてできるだけ長く、何十年と運用するというのが基本です。
そういう意味で積立NISAは非課税期間が現行NISAの4倍、20年と比較的長期です。
この20年間に上昇した分の利益が非課税となるのでいいですよね。


仮に2018年に積立て始めたとすると、その20年後の2037年末までの利益が非課税扱いってことですか?


②1年分は少額になっているので、積み立て効果を得やすい

月額にして3.3万円ですから、個人確定拠出年金(通称iDeCo)の月額上限6.8万円に比べても半分以下と少ないんです。


コツコツ積み立てていくということは、時間の分散を図れるということです。
これには時間リスクを抑える効果があります。


リスクリターン値で見ると、時間分散してもしなくても同じなので、時間分散による効果は無いという学者もいますが
実際問題としては「高値づかみ&下落売り」というリスクがあります。


日本株を平成バブル期に一気に買い上げ、その後ずっと売らず塩漬けという感じですね。

こうなると確かに辛いわ。

そういう辛さを緩和するために、時間分散をするということがいいんですよ。


③非課税期間が20年と長く、リバランスにも使いやすい


時間がたつにつれて相場が変動して、当初決めていた資産配分は変わっていきますよね?
そこで、定期的にその資産配分の比率を計画どおりに修正するんです。


その間に株価等が大幅に上昇する時期もあると思います。
とすると、リバランスのために資産を売る可能性も出てくるわけです。
利益が出た資産を売ると通常は課税されてしまいますが、つみたてNISAの場合は現行NISA同様、利益が非課税となります。

今までだと、利益に課税されないよう、売らずにリバランスしなきゃいけなかったけど、
そんな面倒なことをしなくても、普通に売買できるわけですね!

20年という長い期間だからこそ、いろいろな投資の場面がでてくるので、リバランスも取りやすくなりますね!
④つみたてNISAは長期投資に向くファンドのみしか買い付けできない仕組みになっている

ファンド全体の1%以下と、非常に限られています。

それってメリットではなく、デメリットになりませんか?

というのも、
つみたてNISAを始める大半の人が、投資初心者だと考えられるからです!



まず投資初心者が最も最初に気になるのが、
「何(どのファンド)に投資したらいいのか?」
じゃなかったですか?

どうすればいいか、夏美ちゃんと一緒に悩んだわ!!


数千種類の中から選ばなくていいし、
初心者からするととても親切!


しかし、メリットがあれば、デメリットも当然ありますね。
次回はデメリットについてお話しましょう!

次回は翌10/24 16時公開
これで完璧!話題の「つみたてNISA」メリット&デメリットまとめ
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