このブログはFP事務所を舞台に、
3人のキャラクターがメインとなって、
お金や経済の知識を易しく解説します。
左✩吉永所長… 真面目で腕利きのFP事務所所長
中✩夏美ちゃん…新米FP。明るく元気でちょっと天然
右☆三好さん…ごく普通のサラリーマン。妻子持ち(娘4歳)



どうしたら今よりももっと貯金ができるようなるでしょうか?
多くの方がもっと貯金が出来たらいいな、必要な時に必要なお金があればいいな、と思ったことがあるのではないでしょうか。
今回の話では、「老後の資金」をテーマにどうすれば貯金することができるのか、
今の生活を少しだけ見直すことで誰にでも実践できる具体的なヒントを提供していきます。
どうする?老後の資金
平均寿命90歳時代




引用:日本経済新聞 http://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/life/life15/



老後に必要な資金




老後の最低日常生活費:22.0万円 ゆとりある老後生活費:34.9万円
引用:生命保険文化センター「生活保障に関する調査/平成28年度」http://www.jili.or.jp/research/report/chousa10th.html
最低限の生活費で計算してみると、
22(万円/月)×12(ヵ月)×40(年)=1億560万円
ゆとりある生活をしようと思えば、
35(万円/月)×12(ヵ月)×40(年)=1億6800万円


日本は少子高齢化社会ということもあり、年金の受給額は年々減っています。


平成26年度の平均年金月額は厚生年金が147,513円、国民年金は54,497円となっています。
引用:厚生労働省「平成26年度 厚生年金保険・国民年金事業の概況」http://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000106808_1.html
サラリーマンの夫と妻という夫婦二人のモデルケースで30年後、概算で厚生年金の額が10万円、国民年金の額が5万円とすると年金支給額は月々15万となり、40年間では15(万円/月)×12(ヵ月)×40(年)=7,200万円
この部分を先ほどの必要額から引くと、
ゆとりある生活:16,800万円-7,200万円=9,600万円
最低限の生活:10,560万円-7,200万円=3,360万円
となります。


サラリーマンでもできる対策とは?


第一に無駄な出費を削ることです!
日々の生活費を見直すことで、支出を抑えていきます。
お金の使い方には、消費・浪費・投資の三種類がありますが、
このうちの消費と浪費の部分をなるべく減らすことが大事になってきます。
消費 | 家賃、水道光熱費、食費、通信費、日用品 |
浪費 | 被服費、娯楽費、交際費、保険 |
投資 | 教育費、投資、貯金 |
このうち、消費の部分は多くが固定費となっているため、消費にかかる費用を下げることができれば、月々にかかる費用を削減することができます。ただし、生活の質と直結しているため、やり過ぎるのも考えものです。
そのためにも、自分が何を大切にしているのか、何にお金を使うのか自分の基準を明確にしましょう。健康を大切にしているのに、食費を削って逆に不健康になってしまうのであれば、本末転倒ですよね?





引用:総務省統計局「主要金利水準」http://www.stat.go.jp/data/chouki/14.htm



