▼前回のお話しはこちら▼
https://money-secret.thousand-ventures.jp/10578
株と債券の違いを学んだ後は、
どちらをどう選ぶかを勉強しましょう♪
株と債券ってどっちが良いの?


株と債券、どちらにする予定なんですか?

それが、まだ決めてなくて。
やる!!と決めたものの、株も債券もそれぞれの仕組みも違うしなぁって。
私に合うのはどっちなのかぁって考えてはいるんですけど・・・

それぞれの≪仕組み≫も違うし、それぞれの≪リスク≫と≪リターン≫もあります。
そこをしっかり勉強してから決めたほうが良いと思いますよ♪

所長!教えてください!!

一緒に学んでいきましょう♪
【おさらい】株と債券のしくみ

まず、株と債券とはどんなものかを説明してくれますか?


それは会社側が資金を調達したいときに使うツールだということです。


そして、株主の特権として、会社の株主総会に出席して、経営方針などの重要事項の議決権があったり、また会社の業績が良かったら、配当金がもらえたり、一定株数を保有していたら優待券がもらえるというメリットがあります。



会社にお金を貸すことを「社債」と言います。
一定期間、お金を貸し、時期が来たときにその時に決められた利率の利息が返ってくる仕組みになっていて、一定期間の時期が終わると、貸した額面(元本)全額が返還されることになっています。
株との違いは、会社に対する議決権がないことですね!


とてもしっかり、それぞれの仕組みが分かっていますね!
では、ここからは私から、
≪リスク≫と≪リターン≫についてお話させていただきます。
株と債券のリスクとリターンって?


先ほど、夏美さんが説明してくれたように企業がお金を集める方法には、株式の発行と社債があります。
社債は、あらかじめ決まった利息が約束されていますが、株式の配当金に関しては企業の儲かり具合次第であり、たくさんもらえる可能性も、まったくもらえない可能性もあります。
価格についても、基本的に社債は株式ほどには大きく動きません。
値下がりしても、償還期日まで持っていれば額面金額が返ってきます。
一方、株式は値動きが大きい分、大きな売却益が期待できます。
しかし値下がりした場合、あきらめて売却して損失を被るか、株価の再上昇を待つしかありません。


債権は安全資産の一つと言われていますが、会社(社債)や国(国債)によっても金利が全く変わってきます。
中には、高金利の債権もあってジャンク債とも呼ばれています。
デフォルトリスク(元本償還や利払いの不能リスク)の高い債券もありますので確実とはいえません。


債権投資とは、他人にお金を貸す行為であり、期限が到来すれば元本が返ってきます。
しかし、そう言い切れるのは、借り手が期限まで健在の場合です。
万が一、借り手が返済期限前に倒産したり、破綻したりすれば、残念ながら投資元本は返ってきません。

確かに、一文無しになってしまうと払うことができませんもんね・・・

過去には、アルゼンチン国債、ロシア国債などでその実例がありました。
また最近ではプエルトリコも2度目のデフォルトを起こしています。
企業でいえば、アメリカのエンロンや日本のマイカルが、焦げ付いてしまった債権発行体です。
また、日本航空(JAL)がデフォルトを起こした時にはかなり話題になりました。
このような結果、投資家は大きな元本割れを経験したんですね。

マイカルや日本航空は大きな企業だったのに。

何が起こるか分からないのが現状であります。
このリスクを信用リスクといい、債券の信用度は、信用格付けによってチェックすることができます。
○スタンダード&プアーズ
○ムーディーズ
のような第三者の中立的評価機関が量的に評価して発表しています。
信用格付けの最高位はAAAで、以下AA、A、BBBと表示され、BB以下を「投資不適格」と呼びます。
格付けが下がるほど(信用リスクが高まるほど)、配当利率(インカム)が増えるので、高利率の債券には注意が必要です。
信用リスクを把握して銘柄を見極める必要があります。


株式は危険で、債券は安全というパターンで受け取られがちですが、実際のリスクの大きさは個々の銘柄の問題となります。


・価格変動リスク
株は値上がりもすれば当然値下がりもします。
大きく値を下げれば、大量の含み損を抱えることになります。
購入時より低い株価で売った場合には売却損(キャピタルロス)が発生してしまいます。
・流動性リスク
売買高が非常に小さく、売りたい時に売れない、或いは非常に不利な条件でしか換金できないリスクのことです。
日経225株価指数に取り上げられているような大企業の株式はいつでも換金でき、その分高い価格で取引されます。
この価格差を流動性プレミアムといいます。
・倒産リスク(デフォルトリスク)
会社が倒産すれば、その株式は単なる紙切れになります。



だからこそ、何に投資をするにしてもその会社の信用度が重要になります。

投資を行うときは、必ずその会社がどれだけ信用できるかチェックしないといけないんですね!

これで、≪リスク≫と≪リターン≫のお話は終わりですが、夏美さんは株と債券、どちらにするか決まりそうですか?


また何かあったら一緒に学んでいきましょう♪
ThousandVentures 公式LINE@
金融のニュース、クイズ、豆知識のお得情報の配信はこちら♪
↓↓↓ここをクリック↓↓↓
私、近いうちに株か債券を始めること決めました!