【あなたの生命保険はかけすぎ!?】亡くなる時に必要なお金の実態
前回は相続トラブルについてお伝えしました。
4作のブログを通じて、亡くなる時に必要なお金(保険、国の手当、葬儀、相続など)
理解頂けましたか?
今回は総集編をお伝えします!

このブログはFP事務所を舞台に、
3人のキャラクターがメインとなって、
お金や経済の知識を易しく解説します。

左✩吉永所長… 真面目で腕利きのFP事務所所長
中☆夏美さん…新人FP。明るく元気でちょっと天然
右☆三好さん…ごく普通のサラリーマン。妻子持ち(娘4歳)
シリーズを最初から読みたい方はコチラ
part1 【あなたの生命保険はかけすぎ!?】亡くなる時に必要なお金の実態
part2 【死後にもらえるお金はこんなにある】遺族年金&葬祭費&埋葬費とは
part3 【amazonでも頼める!?】イマドキ葬儀費用とは
part5 亡くなる時のお金と生命保険の関係編まとめ




月額にすると男性が約2万円、女性が1万5000円払っている計算です。
これには個人年金も含まれているのですが、これ以外にも医療保険、学資保険などに複数入っている家庭が多いです。

生命保険料総額では、世界1位がアメリカ、2位が日本、3位がイギリスですが
死亡保険、がん保険、医療保険のような保障系の生命保険は日本以外ではほとんど売れてないので
日本こそが世界トップの保障保険大国なんです!



国民年金加入者(自営業)は遺族基礎年金、厚生年金加入者(会社員)は遺族基礎年金と遺族厚生年金が給付されます。
遺族基礎年金は子供がいない配偶者、18歳以上の子供には支給されないので要注意です!
子供の人数や厚生年金加入年数によっても条件が違いますが、母子手当も合わせると月額約20万円もらえる可能性があります。
支給される分を考えるとそれを補填すればいい保障内容になるので、オススメになのが収入保障保険です。
これは契約時に決めた保険期間内に、三好さんが死亡や高度障害に負った時にご家族が、一括ではなく分割で保険金を受け取ることができる保険です。
月額3000円で済むものもあります。




葬儀代は全国平均で約200万円かかり、ここでも、日本が世界一費用が高いんです!

また今では献体、家族葬、直葬が増えてきています。
献体は遺体の搬送費、火葬費は大学が負担しますが、葬式は家族が行います。
解剖するので数年は遺骨が戻ってきません。
家族葬は身内だけの葬儀なので30〜50万円が相場。
直葬は通夜や葬式は行わないので10〜30万円が相場になります。

檀家などお寺の付き合いや、戒名をつけて欲しいなどで値段が変わってくるなんて知りませんでした

今はそこまでこだわらない方が多かったり、檀家さんとのお付き合いがない家庭もあるので、お坊さんをAmazonで頼むのも人気なんです


このサービスは、『お寺との関わりがなく依頼の仕方がわからない』、『お布施相場がわからない』、『今まで付き合ってきたお寺のお布施が高くて悩んでいる』といった方に人気があるようです。

平均142万かかるなんて本当ビックリしましたよ


実は、財産が5000万円以下の一般家庭の人達の8割弱が相続で揉めてるんです!
しかも家庭裁判所の相続相談件数も年々増加しています。

相続税の基礎控除額は3000万+600万円×法定相続人数
生命保険金と死亡退職金の非課税枠は500万円×法定相続人数です。
例をあげますと、妻+子供2人の3人の場合、遺産は4800万円までなら相続税はかかりません。
また生命保険金も1500万円までなら税金はかかりません。
もちろんそれ以上であれば税金はかかります。
こう見ると実際に相続税がかかるのはほんの一握りにすぎず今のところは亡くなった方のうち、わずか4%しか相続税は発生していません。
もちろん、相続税も非課税枠が少なくなって今後相続税の負担が増える傾向にはあります。
しかし先程もお伝えしたように遺産分割に関する調停件数は増加しており、昭和60年と平成23年では約2.28倍に増加しています


そういえば僕の周りでも、実家の相続で揉めたって話も聞きました。



きちんと遺言書に『介護をしてくれた〇〇には他の相続人より〇〇円多く相続させる』などの記載がないと介護をしていただけでは主張が認められません。
寄与分として認められることもありますがそれも書類などの手続きが必要です。





