ギリギリまで気づかない!?本当は怖い「下流老人」とは?


個人の無駄遣いや贅沢ばかりではなく、日本の社会福祉がますます深刻な状況にあるということですね。

そうです。でも一番の問題はそこではありません。
問題なのは、「下流老人になるのは他人。まさか自分がそうなるはずがない。どうにかなるだろう」と思って何も対策をしないところなんです!

確かに、自分は下流老人にはならないだろうとたかをくくっていました…

まだ20代では先を見通すのはなかなかむずかしいことではあります。
しかし、現実的に、70歳からは、現役時代には想像できなかった事態が平気で起こりえます。
病気や怪我、パートナーの死はもちろん、こんなに長生きできるとは思わなかったという意見まであります。
保険の単元でも扱いましたが、私たちは生きている限り、「病気や怪我のリスク」「死のリスク」「生のリスク」に常にさらされているということを改めて実感するのでしょう。
しかし、老後になってから実感してももう遅いのです。
対策は今、現役世代のうちから打つのが正解!
次のページからは具体的な打ち手について一緒に見ていきましょう!

老後が怖くなってきました…
今まで自分事に思わなかったですが、私にも起こり得る話なんですね!
ハーゲン◯ッツ、食べている場合じゃない!!
次ページ 老後に必要なお金をシミュレーションしよう!必要額を知れば怖いもの無し!
ABOUT ME

生活デザイン株式会社代表取締役 藤川太氏によると、
90歳以上まで生きるなら、7割が老後破産リスクを抱えているとか。
その理由は、
①日本のサラリーマンの年収が減少していること
終身雇用や年功序列制度など日本の雇用システムが崩壊して、生涯年収が減ったこと。年収が減少すれば、年金も減少します。
② ①に加えて、税金や社会保険料などの負担が増加していること
以上の2つが老後破綻の原因として挙げられています。