止まらない貧富の格差に光明をもたらしているマイクロファイナンス。
今回はマイクロファイナンスの代表機関をご紹介します!
▼前回までの記事はこちら▼
https://money-secret.thousand-ventures.jp/10915
グラミン銀行って一体何?









インドの東に位置するバングラディシュは、一人当たりのGNIが約500米ドルと世界で最も貧しい国の1つと言われてました。


1人当たりのGNIは36,680米ドルと言われてます。


その貧困を無くすべく立ち上がったのが、バングラディシュのチッタゴン大学・経済学部長であったムハマド・ユヌス氏です。




しかし同時に、単なる施しでは貧困層が堕落するだけであり、彼らが意欲的に生きていける為のシステムが必要だと考えました。



成功の秘訣は連帯感にあり!グラミン銀行の仕組み



グループは同一地域の人間で構成され、そのうち97%が女性です。



グループで連帯責任は負いますが、債務を肩代わりする「連帯保証」ではありません。


貧困層のほとんどが農村の村社会で生活しているので、仲間に迷惑を掛けては生きていけない・・・というプレッシャーが、返済意欲の源泉となるのです。




そして、貸出金利は20%と一見高そうに見えます。
しかし、バングラディシュではインフレ率も10%近くあるので、額面ほど負担は大きくありません。
また、一般の貸出金利は20%ですが、教育ローンは無利息で行うなど、貧困層に配慮した制度も備えています。


こうして貧困層に対して、無担保で小規模なローンを普及させたんです!
その結果、バングラディシュでは累計5000万人が利用し、
多くの人が絶対的貧困から抜け出せたといわれているんです。

▼グラミン銀行のまとめ▼

慈善団体とグラミン銀行の3つの違い







まず覚えてほしいことは、グラミン銀行は営利目的を放棄した「慈善事業団体」ではありません。
その理由は次の三つです。
まず一つ目、事業の永続性を考えた上で運営していることです。


満足な教育を受けていない貧困層が相手ですから細かな指導・アドバイスが不可欠です。
また借り手の多くが、交通・通信などが不便な田舎に住んでいます。


グラミン銀行自身が、しっかり金利を取って利益を上げ、高いコストを吸収していかなければ、継続的な事業が行えないのです。

一方、銀行の形式だと、株式や社債を発行することで資金を集めたり、預金を元手に融資を行うなど、自由度が高まります。
そのため、現在のグラミン銀行は、資本の94%が借り手の預金(借り手が得た利益を預金に回す)で賄われるまでに成長しています。

まさに独立です。

借り手である貧困層に、資本主義経済の仕組みを体感させ、
その中で生きていく必要があることを理解させる意味もあります。


彼らが自発的に経済活動を行い、自分の力で貧困から抜け出す「意欲」を持たせることが貧困の連鎖を断ち切る為には不可欠なんです。




所長、質問です!以前ニュースでシャドーバンキングという貧困層向けの融資制度があると聞いたのですが、マイクロファイナンスとは違うのですか?

確かにマイクロファイナンスと同様にシャドーバンキングも貧困層向けの制度ですが、違いがあります。
その違いは次回、じっくりみていきましょう。

気になる続きは7/18 16時公開予定
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