前回は2018年から始まる「つみたてNISA」のメリットについてお伝えしました。
https://money-secret.thousand-ventures.jp/16421
しかし、メリットがあれば、デメリットももちろんあります。
今回はつみたてNISAのデメリットについてみていきましょう♪
つみたてNISAはココがいい!


①非課税機関が超長期の20年なので、長期投資のメリットを得やすい
②1年分は少額になっているので、積み立て効果を得やすい
③非課税期間が20年と長く、リバランスにも使いやすい
④つみたてNISAは長期投資に向くファンドのみしか買い付けできない仕組みになっている


前回の時に気になっていたのですが、長期投資に向くファンドってどんなものがあるのでしょうか?
始めやすいのはわかりましたが、具体的にどのような商品があるのか知りたいです。

つみたてNISAの商品ですが、こちらは金融庁のHPで確認することができます。
どんどん更新をされているので、自分が行う時に再度確認することが必要ですね。
ただし、長期投資向けのファンドのみとなっていますので、通常のNISAと比べ数は少ないです。


更新されていても、通常のNISAより少ないから、選ぶのも簡単そう♪

この「何に投資したらいいか」という問いに頑張って答えたとしても、長期投資での利益はわずか数%にしかならないのはちょっと悲しいですけどね。

どういうことですか?

これは米国の有名な研究結果からの抜粋ですが、長期運用のパフォーマンスを追跡調査すると、
そのパフォーマンスへの影響要因は資産配分が94%、銘柄選択が4%、タイミングは2%ということが分かっています。



ここでいう銘柄選択というのが「どのファンドに投資したらいいのか?」に相当するものですが、
わずか4%しか影響しないなら、四苦八苦して選ぶなんて無意味ですよね。
長期投資というのは、そういう性質があるんですよ。

ここはしっかりと設計する必要があるというわけですね。

なんだかどんどん難しくなってきたわ・・

「日本株が何%」「海外株式が何%」という感じで決めればいい話で、
それに便利な道具が「インデックスファンド」というわけです。



ここで言う市場平均とは「日経平均株価」「TOPIX」など、いわゆる株価指数のことですよ。

だからこそ、投資初心者でもやりやすいんですよね。
ただ、つみたてNISA自体がインデックスファンドに制限されているわけではないのですが、
選別の条件をいろいろ加味していくとインデックスファンドぐらいしか残らなかった、という結果論にはなるのも事実ですね。

確かに選別の条件をみても初心者向きということがよくわかります。


つみたてNISAのデメリットは?

以下がデメリットです。
①年間投資額上限が小さく、短期で大きく積み立てられない
②つみたてNISAはスイッチングできない
③つみたてNISAは現行NISAをどちらかしか選択できない。
④損益通算ができない
①年間投資額上限が小さく、短期で大きく積み立てられない


1年に積み立てられる金額は40万円と少々少なめに設定されています。

トータルものすごい金額が積み立てられたのに・・

今後のことを考えても少なく投資するのは、逆に将来に不安が残りますね。

②つみたてNISAはスイッチングできない


例えば今、トピックスインデックスに連動する、トピックスインデックスファンドAに投資しているとします。
新たに、B運用会社からトピックスインデックスファンドBが販売開始され、その信託報酬(手数料)が、インデックスファンドAよりも低いとします。
となると、手数料が安いBに乗り換えたいと思いますよね。
この、AからBに乗り換えることをスイッチングと言うんです。
ちなみに、スイッチングは必ずしも同じインデックスのファンドに切り換える必要はなく、全く別の商品でもOKです。



iDeCoでは普通に非課税でスイッチングが出来るのですが、つみたてNISAではそれが出来ないんです。



既に積み立てたファンドを別のファンドに切り替えることは原則できないんですね。
ただ売却して現金化することは可能です。

切り替えられないって結構ダメじゃないでしょうか…?

ですからそういう意味でも、個人型拠出年金iDeCoの方が優れているとは思います。
③つみたてNISAは現行NISAをどちらかしか選択できない。

どちらを使うかをあらかじめ決めなくてはいけないって、ありましたよね?
それだと、【短期で積み立てて5年の非課税期間を得る】のと【長期でコツコツ積み立てて20年の非課税期間を得る】のとどちらが有利なのかしら?

一般論としては20年の非課税期間があるつみたてNISAに分があるとは思います。
ただ最終判断は投資家自身で行う必要がありますよ。


これから始める人は、迷ったらつみたてNISAにしてもいいかもしれませんね。

④損益通算ができない

その一つが、「損益通算できない」ということ。

悪い時はすべて自分の身に降りかかってしまうことね・・


現行NISA同様、損失が出た場合はその他の課税口座の利益と損益通算ができません。
この特徴はそのままつみたてNISAにも引き継がれているので、非課税が得か、損益通算が得をみていかなければいけないんですね。
つみたてNISAのメリット、デメリットまとめ


現行NISAにも5年の非課税期間がありますが、つみたてNISAの20年には及びません。
つみたてNISAには長期投資のメリットを余さず享受できるポテンシャルがあります。
今回のメリット、デメリットをよく学んで頂いて、来年2018年から始まるつみたてNISAを上手に活用してくださいね。


つみたてNISAメリット
①非課税機関が超長期の20年なので、長期投資のメリットを得やすい
②1年分は少額になっているので、積み立て効果を得やすい
③非課税期間が20年と長く、リバランスにも使いやすい
④つみたてNISAは長期投資に向くファンドのみしか買い付けできない仕組みになっている
つみたてNISAデメリット
①年間投資額上限が小さく、短期で大きく積み立てられない
②つみたてNISAはスイッチングできない
③つみたてNISAは現行NISAをどちらかしか選択できない。
④損益通算ができない
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その前に、前回のおさらいをしましょう。
夏美ちゃん、つみたてNISAのメリットは何かな?