昨日、2020年のオリンピック開催地が東京に決まりましたね♪
ニュースでも大きく取り上げられ
日本全体に活気が出てきている中で
このオリンピックの経済効果はどれだけあるのか?
そして、ニュースで取り上げられている経済効果予想は本当なのか?
を紐解いていきましょう。
【経済波及効果】
(Bloomberg抜粋http://urx.nu/52l0)
全国で3兆円弱と試算した経済波及効果の内訳は、東京都が1兆6800億円でその他地域が1兆2900億円。
まず建設予定の競技場や選手村といった関係施設整備費として3560億円、開・閉会式などの大会運営費として3100億円、関係者や観客の消費支出とグッズやテレビ購入といった家計消費支出で5580億円を見積もり、この合計が1兆2200億円。
この投資や消費から生み出される生産増加、それを基にした所得増加、さらに消費・生産・所得という2次波及効果までを対象に経済波及効果を算出した。
計算では道路や鉄道を含むインフラ整備費は除いた。雇用誘発では東京都で8万3700人、その他で6万8500人と予想した。
【経済効果は本当か…】
どのニュースを見ても上記の様な
オリンピックでの…
経済効果は凄い!!
という内容ばかりですが
コレは本当なのか?
実際、今回の様にオリンピックで恩恵を受けるメインの企業は
ゼネコンと広告会社です。
3兆円弱と試算した経済波及効果とありますが
そもそも、7年間で3兆円というのはあまり大きくないのでは…と感じませんか?
実際、上記のゼネコンに3兆円全てがいったと仮定しても
1年間で4000億円
ゼネコン業界葉営業利益率2%といわれている世界なので利益は約80億円
これを5大ゼネコン(鹿島建設,清水建設,大成建設(大倉財閥の本家),竹中工務店,大林組=wikipedia参照)
で分けた場合1社当たりの利益は16億円です。
【オリンピックの過剰期待】
ロンドンオリンピック開催が決まった際に
2005年~五輪終了5年後の2017年までの経済効果は165億ポンド(約2兆680億円)
と言われていましたが結果は1兆5200億円でした。
(以下AFP BB News参照)
昨年開催されたロンドン(London)五輪は同国に99億ポンド(約1兆5200億円)の経済効果をもたらしたと発表した。
政府が公表した報告書によると、五輪開催後の1年間に企業が締結した新規契約
売り上げの増加、外国からの新規投資の総額などでみた経済の押し上げ効果は
開催費用の89億2000万ポンド(約1兆3000億円)を上回った。
勿論この開催費用は国内に雇用を生んでいるので大きな経済効果であるのは事実です。
また、日本もオリンピックでの経済効果が出ています。
【便乗する証券会社…】
これから証券会社は、ここぞとばかりに「五輪銘柄リスト」などを作ると思われます。
ですが、これは一時的な流行で株が乱高下すると思われますが
利益を期待して長期の投資商品に投資をするのはリスクがあるかもしれません。
しかし、そうは言っても今回のオリンピックで経済効果があるのは事実です。
では…
個人が利益を得るには?
それを明日のテーマ…
今、株をやるのはチャンスか?
で紐解いていきましょう。