前回は新婚さんのお財布事情や簡単な貯金テクニックについてお話しました。
《今が貯めどき!新婚さんが実践すべき貯金テクニック前編はこちら》 後編は貯金をするために必要なライフプラン設計とワンランク上の貯蓄術についてお伝えします。【新婚さんの貯金テクニック② ライフプランを考えよう】
計画的に貯金をしていくなら夫婦の理想、目標設定が大切です。 こどもは何人?大学まで進学? こども1人当たりの教育費は進学先によって大きく違ってきます。そこで考えたいのが理想の『ライフプラン』。
住宅購入など、今後予定している人生のイベントと子供の教育プランを表にしていきます。 そこに、現実的にかかる金額をもりこんで『マネープラン』を立てましょう。

≪教育資金~かかる費用はどれくらい?~≫
子どもの教育資金は、親が思っている以上にかかるもの。
幼稚園~大学までの費用は約1,000万円~2,500万円です。

国公立でさえ約500万円、 私立理系なら約800万円 の出費になります。
なかでも医学部は6年間と長く、学費が高額。
国公立大学では学部に関わらず学費が一律の場合がほとんどですが、
私立の医学部は約2,000万円~約4,700万円かかります。
驚くべき金額ですが、これだけではありません。 子どもの進路によっては進学塾に通うこともあるでしょう。
大学が自宅から遠く、独り暮らしをする場合には生活費も必要になります。
その為、早いうちから計画的に貯金をしていく必要があるのです。
そこでみなさん子どもができたときに真っ先に考えるのが学資保険です。
学資保険は簡単に効率的に貯蓄することができる上に、 銀行預金より利率が良いと人気ですね。
では、学資保険だとどれくらい増えるのでしょうか?
≪学資保険で準備がお得?!≫
貯蓄といえば、銀行の普通預金や定期預金が一般的ですが、 学資保険とどう違うのでしょうか? 国公立大学の資金を目標に、 銀行と学資保険に毎月25,000円貯蓄した場合で 比較したデータがあるので見てみましょう。
学資保険のメリットは保険料として引き落されていくので、 貯蓄を意識しなくても貯まっていくところ、 親に万一のことがあれば、保険料の支払いは免除となり、 満期には保険金が満額受け取れるところと言えるでしょう。
では毎月25,000円ずつ18年間コツコツ貯蓄した場合、 銀行と学資保険ではどれくらいの差が出るのでしょうか?
上の表を見てみると、 その差は約53万円。
この差を見てあなたはどう感じますか?
18年もの間、運用してたった53万円?!と感じた方も多いのでは?
学資保険を選ぶ際に一つの基準となるのが返戻率です。
これは高いものでも120%程。
ですが、はっきり言ってこの程度の利率では
今や奨学金なしに大学に行けない世帯が半数以上を超え、 15年後には国立大学の授業料が年100万円近くなるとの資産がされている時代です。(2016.01.13東洋経済より)
では、どのように備えていけば良いのでしょう?
賢い人は既に実践しているワンランク上の貯金術!を見ていきましょう。
【新婚さんの貯金テクニック③ 賢い貯金の仕方を考える】
≪子供ができる前までが勝負!毎月いくら貯めるべき?≫
子供ができるまでの期間は、結婚生活の中で最も貯金しやすい時期です。理想的な貯金額は「収入の20%」ですが、今後、子供が欲しいと思っている
新婚さんは出産費・教育費の負担を少しであっても補填できるよう、
あと5%プラスして合計25%を貯金にまわせるとベターです。
そこで!確実に貯めるためのワンポイントアドバイス!
≪給与から天引きにしよう≫
毎月生活する中であまったお金を貯めるスタイルでは なかなか思うように貯まりません。 お金を貯める最大のポイントは『先に貯める』こと。毎月一定の額を決めておき、貯金の分を先に確保することで確実に貯めることができます。
≪ワンランク上の貯蓄術!海外積立で貯金額は3倍に!≫

それは、資金×金利×時間です。
多額の資金がなくても 金利と時間を味方につければ、 誰だって立派な資産を 築くことができるのです。
賢い人は知っている
ワンランク上の貯蓄術は、 この方程式と海外を上手に利用します。「海外と聞くとなんだか怖い…」
「為替リスクって大丈夫なの?」
そう感じる人も多いはず。
そんなあなたはまずこちらを読んでみてくださいね。
実は、為替変動は私たちの強い味方なのですよ。
そして「海外を利用するってなんだか難しそう…」 そう感じた方、安心してください。 必要なのは日本の銀行に貯金するのと同じ感覚で、 『毎月一定額を貯めていく』ただそれだけです。

一定額を貯める『預け先を変える』だけで、 海外の高い金利と時間を上手く利用することができ、 資産が3倍になる貯蓄術。
賢い人はもう始めていますよ。
知っているかいないかの差で損をしてしまう前に、あなたも初めてみませんか?
