
オリンピックの負の面
について見てみましょう。 オリンピックは確かに大きな経済効果をもたらせてくれるかもしれません。 しかし… プラスの面だけではなくマイナスの面も存在します。 それは…オリンピックの終了後…
【オリンピックバブルの後…】

1964年の東京オリンピックに向けて建設された現在の国立競技場は2019年までにおよそ1300億円をかけて61年ぶりに建て替える計画で収容人数は5万4000人から8万人に大幅に増えます。 このほかバレーボールや競泳の会場など仮設を除いた11の競技会場が新たに建設される予定です。
また東京・晴海に建設される選手村は大会終了後、公園として利用され、選手が宿泊する住宅棟はマンションになる見通しです。 招致委員会は競技会場や選手村などの施設整備費を3831億円と試算していて、東京都が積み立てているおよそ4000億円の基金でまかなえることから新たな税負担はかからないとしています。
【東京開催=成功では…】

【オリンピックが生んだ赤字】


ロンドンオリンピックの結果
(エコノミック・タイムズ紙抜粋) 「観光シーズンの8月には、毎年30万人の外国人と80万の英国民がロンドンを訪れます。 しかし五輪観戦に来た外国人は10万人だけで、宿泊費の高騰もあり国内旅行者も激減してしまった。しかも国内向けチケットの大半をロンドン市民が購入したため、自宅と会場を 往復するだけ」 商店街、観光地はゴーストタウンと化したのである。 「タクシーとレストランの稼働率は4割減、歴史的名所のロンドンタワーは5割減、臨時
アルバイトを雇った店は、解雇を始めています。開催費用の93億ポンド(約1兆1400億円)は
本当に元が取れるのか、早くも不安視されています」(同)
【オリンピックへの期待】

今回の記事は悪い面を強調したいわけではありません。(東洋経済参照)
東京オリンピックを採算の取れるモノにし 将来世代に過度な負担がないようなオリンピックをデザインし 意味あるメッセージを国際社会に発し 五輪を通じて日本社会を発展させてこそ 初めて成功と言えるではないでしょうか? ビジネスの面では日本の観光業の魅力や食文化の高さをアピールして 持続的な観光業の拡大につなげられるはずです。 日本社会に対しても、世界の人々との交流を促進して 国内だけで出回っている情報や偏見から解き放たれるきっかけとなり国際化が進めば 今後の努力で東京オリンピックを“真の成功”に導けるかもしれない。 もちろん、開催国はメダルを量産できるので、金メダルを取りまくって国民に多幸感を与えれば、 オリンピックで損しても一大国民激励会としての意義ある投資になる面もあります。 そういった想いも込めて2020年のオリンピックを応援したいですね♪