昨日の記事で
「無理のないライフプラン設計」をすることの重要性
についてお伝えさせていただきました。
本日は、ライフプラン設計をする上で重要な金銭感覚についてお伝えさせていただきます。
貴方の金銭感覚は正しいでしょうか?
【金銭感覚の落とし穴】
ここで一つあなたのマネーリテラシーを測る為の質問をさせていただきます。
Q,以前から欲しかった20万円のバッグを買いに行きました。
売り場で買おうとしたその瞬間、隣町で同じバッグが1.5%OFFの19
万7000円で売られていることを知られました。
あなたは、隣町まで買いに行きますか?
A,次の質問に進む前に答えをお願いします。
Q,3500円の雑貨を買いに行きました。商品を持ってレジに並んでいるとき、隣町でセールをやっていることを知りました。
なんと同じ商品が84%OFFの500円の大特価で売られています。
あなたは、隣町まで買いに行きますか?
A,解答に行く進む前に答えをお願いします。
上記2つの質問をされた時
バッグは…
「今いるお店で買う」
雑貨は…
「頑張って隣町までいく」
と答えませんでしたか?
アメリカの実験で、同じ質問をした結果多くの方が
問題1では「面倒だから、もうこのお店で買う」と判断をしたのに対し
問題2では「隣町まで行く」と回答した人が多かったのです。
実は、この質問で重要な金銭感覚が浮き彫りになってきます。
この質問でお伝えしたかったこと(答え)は…
「人は金額が増えれば増えるほど、人は1円の価値を軽んじる」
ということです。
上記の質問をされた時に…
「時間がどれくらいかかるか?」
「時給換算するといくらか?」
など考えられたと思うのですが
上記の2つの質問は
「どちらも同じ3000円OFF」ということに気づかれましたか?
また、上記2つの質問をされた時
「たかが、1.5%OFFなんて…」と感じ
「84%OFF!?これはすごい!!」と感じませんでしたか?
これに落とし穴が隠されているのです。
【狂わされる金銭感覚】
人は大きな買い物をするときに金銭感覚が狂います。
例えば、3000万円の住宅を購入したとします。
その際…
「内装の壁紙をグレードアップが数万円で出来る」
「ガレージの屋根が今なら半額の数十万で出来る」
と聞くと躊躇なく追加してしまったりしまいます。
本当に必要なオプションなら仕方がありません。
しかし、もし仮に家を購入してから数年後…
飛び込みの営業マンが
「内装の壁紙を数万円で変えれる」
「ガレージの屋根を数十万でつけれる」
と言われて『それは、お得だ!!』と答えるでしょうか?
人は、支払う金額が大きくなると1円に対する重みが軽くなります。
そうなってしまうのは、人間の【感情】がある限り仕方ありません。
しかし、だからといってこの状態をそのままにすることは大変危険です。
この感覚をそのままにしておくと
「お金を使う感覚が麻痺し、浪費癖が加速する」
この様なコトで借金をしないまでも
自分が望む生活が出来なくなるのは大変心苦しい状態です。
だからこそ、『お金を増やす為』だけに金融知識が必要なのではなく
『お金を守る為』に金融知識は必要なのです。
実生活で活用できる金融知識を一緒に学んでいきましょう♪