

第2話
「FPに何を相談すればいいのか」
【FPに相談することとは?】
涼子「昨日の説明で、FPさんが金融知識の エキスパートで、私の人生設計を 助けてくれることはわかりました。 でも、具体的にはどんなことを 相談したらいいですか?」 吉永「そうですね。内容で言うと、マイホーム購入や
お子さんの学費の工面、
相続問題や保険の見直し
などでしょうか。 これを見ください。 結婚してから死ぬまで、 我々は何かと物入りなんですよ」
【家を買うにはいくら必要?】
涼子「家、学費、入院、年金、お墓… 新しく家庭を作るって 色々とお金が必要なんですね。 でもまだ結婚したてだと、相談 することもあまりないですね」 吉永「そうやってのほほんとしていると いざという時に困るんですよ? 例えば…涼子さんは今30歳ですが、 あと10年後に3000万円のマンション を買いたいとします。どうやって
お金を用意しますか?」

吉永「甘い!!
はっきり言ってそんな考えでいると、 マイホーム購入なんて 夢のまた夢です」 夏美「涼子さん、 月々12万5千万円払うってことは、 現金で一括購入してはいない ということですよね? ローンにしているということなので金利分のお金が必要ですよ」

ローンで
2000万円借りるとして、
金利が年1.5%とすると、
年30万、月に2万5千円が
必要です。」
涼子「合わせて約15万円…
ちょっときつくなってきた…」 夏美「金利だけじゃないですよ。固定資産税や都市計画税
なんてのも毎年かかりますし、 マンションだったら管理費とか修繕積立金、
ほかにも印紙代やらローン保証料が
必要になってきます。」【頭金って何のためにいるの?】
吉永「そもそも20年間、
涼子さんとご主人様が
払い続けられるって
断言できますか?」
涼子「うっ…主人は公務員だからともかく、 私の会社は最近売上不振だし、 ずっと安泰かと言われると…」 吉永「マンションでも家でも、 ローンで買うとなれば全額払い終えれるか
ということが最も重要です。 いくらご主人が公務員でも急な病気で働けなくなる
かもしれませんし、お給料がカットされる
ということだってありえます。
頭金を用意する
のが一般的です。」
物件価格の20~30%
と言われています。 さっき例にあげたマンションなら、 頭金として600~900万円は必要です」
涼子「ほぼ1000万円かぁ… 確かにぽんと出せるかと言われると 厳しい… あと10年で貯めるのも難しそう」 吉永「こういう時こそFPの出番なんですよ!
1000万円を用意するための お得な制度をお教えします。 もちろん貯金のために、 涼子さんの家計をチェックして、 無駄な部分のご指摘や より良い方法のご提案もしますよ」

