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ファイナンシャルプランナーって何?
第2話 銀行預金じゃお金が減る!?
Episode2~4~
「円安は私たちの敵!?」
吉永「アベノミクスでインフレになるという 理由はお分かり頂けたかと思いますが、 インフレと関係性が強いもう1つのコト、 涼子さんはご存知ですか?」 涼子「もう!わかるわけないじゃないですか! 何ですか?」夏美「円安ですよ」


インフレが起こっている国の通貨は、
「通貨価値が持続的に下落している」
ということです。
つまり対外的にみると、同時に通貨安が
進行しているということになるんです」
夏美「今まで日本はずっとデフレ状況で、 かつ円高でしたもんね。」 涼子「なるほど~それで、 円安になると何かまずいんですか?」 吉永「涼子さんはそもそも 円安のメリットってご存知ですか?」 涼子「えーと、円が安いと、海外の人が 物を買うときお得ってことだから、 輸出業にメリットですかね?」 吉永「まさにその通り!海外の人たちにとって 日本の商品が安くなるため 売れやすくなり、 輸出企業に有利な状態となります。」

産業の空洞化です。」
涼子「産業の空洞化って何ですか?」 夏美「国内企業の生産拠点が 海外に移転することにより、 その産業が衰退していく現象です!」 涼子「えーと、ユニクロが海外で製品を沢山 作っているのに関係あります…?」 夏美「そうですそうです。ユニクロを作ってる ファーストリテイリングやトヨタとかは 費用の安い海外の工場で 物を作っていますよね?
雇用が生まれないですよね。」
涼子「確かに!中国とかインドとか海外の人が 仕事してるんですもんね。 ということはお給料は海外へ…?」 吉永「その通りです。産業の空洞化で 国内に雇用が生まれないばかりか、 給与として利益が国外に出ているんです」 涼子「そう聞くと確かにメリットじゃない…」 夏美「そして円安はデメリットが大きいんです。 円安が進めば輸出企業の競争力は回復する 一方、逆に輸入品が値上がりします。」
涼子「円が安いと、外国から買うのに お金がたくさんかかるからですね?」 吉永「その通り! その影響で去年の春ごろから、 油や小麦粉をはじめとする食料品、 ティッシュなどの日用品、 電気やガス料金も値上げされています。 日本の食糧自給率は40%程度。 輸入に頼っているのが現状です。 今までは円高のおかげで、食料品は 低価格であり続けられることが出来、 不況下で所得が少なくても、 生活は支えることが出来ていました。 が、円安により輸入物価が上昇すれば、 今まで安かった食べ物も 値上がりする可能性があります。」
資産を円だけで持つのは
やめるべきです。」
涼子「どうしてですか?」 吉永「単純な話で、 円の価値が下がっているのだから、 それしか持たないというのは 危険というわけです。 ドルやユーロなど別の通貨でも 資産を作っておくんです。」 涼子「前に言ってた海外預金ですか?」

⑤資産価値を守る編まとめ