ファイナンシャルプランナーって何?
episode 7-2
「さらに知っとこ!遺族年金」
吉永「では今日は、私が提案する保険の内容だと 月々の保険料がいくらになるか シミュレートしてみましょう!



吉永「3大疾病は、病気になった時点で
保険料がゼロになる仕組みに
なっているんです。
軽く説明しますと、3大疾病とは・がん
・脳卒中
(くも膜下出血・脳内出血・脳梗塞)
・急性心筋梗塞の3つを指します。

ただし3大疾病になったら必ず免除なるわけではありません。保険会社ごとの 条件がありますので注意が必要です。」 三好「 あっ!ガンも3大疾病なんですね、それなら良くCMで見るような がん保険は無くていいんですか?」 吉永「いえ、必要です。 3大疾病になれば 保険料がかからなくなるとはいえ、
癌は治療費がかさみやすい
病気なので、個別に保障を
用意しておく方がベターです。
三好さんのがん保険の設計書は こちらです」

夏美「三好さんが6,486円、
奥様の分が6,118円、
合わせて12,604円です」
三好「だいぶ安くなりましたね! ところで、先進医療保険が ものすごく安いのはなんでなんですか?」 吉永「実は、この先進医療というのは、厚労省で定められている技術だけが
対象なんです。

しかも、受けられる病院が
かなり限られています。
データによると、 実際に先進医療を利用している人は 0.1~0.3%くらいしかいないほどです。 保険料が安いのは、保険会社にとっては 給付金を支払う確率が低いと 踏んでいるからでしょう。」 三好「それを聞くと、 入る必要性を感じないんですが…」 吉永「言っても月117円ですからね。 30年払い続けても4万2千円くらいです。 これから先進医療がどんどん増えていく 可能性もありますし、希少な0.1%に自分がならないという
保証はどこにもありません。
万が一なった時に保険がないと悲惨です。 後々の安心のために プラスさせていただきました。」 三好「なるほどね。まあ140円だしな。 じゃあ医療保険はこれに変えるとして。 僕の入っている死亡保険は どうしたらいいですか? さすがにないとまずいんじゃ…?」 吉永「死亡保険も正直に言うとそんなに厚くする必要は
ありませんよ。
昨日もお伝えしたように、 日本は社会保障が充実しているので、保険金以外にも遺族を支える
手立てはあるんです。」
三好「えっ!そうなんですか?」 吉永「具体的に見ていきましょう。 三好さんが今突然亡くなられたとします。
この場合、
遺族年金や母子手当で
月に20万円近くもらえます。」
三好「そんなにもらえるんですか!?」 夏美「しかも住宅補助や、保育料の減免とか 健康保険料の減免とかもありますよ」
社会保障は充実しているんです。
遺族年金の説明をしましょう。家族の大黒柱であるご主人に
万が一のことが起こったとき、
遺族に支払われる公的年金制度の
ひとつが「遺族年金制度」です。
残されたご家族が遺族年金だけで 生活費の全額がまかなえるわけでは ありませんが、生活の基盤になる お金であることには間違いありません。遺族年金の支給額は、
加入している社会保障制度・
家族構成によって受け取れる
金額が異なってきます。
三好さんの場合ですと、奥様は月に99,520円受け取れます」
夏美「しかも、三好さんはサラリーマンなので、遺族厚生年金もおりるんですよ!
これを含めると月々140,134円もらえます!」
三好「なんだか僕、死亡保険に入る必要性を 感じなくなってしまったんですが…」 吉永「いくら保障が充実しているとはいえ、 お子様を育てる費用、 お子様を成人させた後の 奥様の生活費用を考えると、 ご家族の不安な気持ちが すべて解消できるわけでもありません。やはり保険に入っておいた方が
安心ですよ。
ですが、普通の定期保険や終身保険などに入る
必要はありません!」
三好「どういうことですか!?」 吉永「気になる続きは明日ご説明しましょう」