人事じゃない!今から備える介護問題


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Part2 介護保険サービスって?
三好「吉永さん!
介護保険サービスって、
いったいどんなものか
教えてください!!」
吉永「その前に、介護保険って
どんなものかご存知ですか?」
三好「うーん、介護をするための
お金ってことですか?」
吉永「そうです!
介護保険は、介護に必要な
お金の負担をサポートし、
高齢者やその家族を
社会全体で支える制度です」

夏美「介護はお金がかかるって
聞きますから、
サポートしてくれるなんて、
素晴らしい保険ですね!」
三好「でも保険料を払った
覚えがないですよ?」
吉永「介護保険は税金と保険料で
運営されていて、
日本では40歳から
被保険者として
介護保険に加入します。
だから、三好さんも
あと5年もすれば、保険料を
払うことになりますよ。
そして、65歳以上になって
市区町村から介護が
必要だと認定された場合、
いつでも介護保険サービスを
受けられるんです」
三好「へー
そういう仕組みなんですね!
あ、でもうちの母親は
まだ65歳を超えていない!!
介護保険サービスは
受けられないんでしょうか?」
吉永「大丈夫ですよ♪
40歳から64歳の方でも、
初老期の認知症など
特定疾病に分類されている
病気にかかった場合も
サービスを受けられます」

三好「よかった~」
吉永「介護保険が何であるか
お分りいただいたところで、
本題のサービスについて
お話ししましょう。
介護保険サービスは、
大きく分けて3つあります」
居宅サービス…
利用者が自宅に居ながら、
受けられるサービス。
種類が細分化されており、
以下の様なサービスがある。



支援サービス…
利用者が適切なサービスを
利用できるように、
ケアマネージャーや保健師などが
ケアプラン(居宅サービス計画)を
立てたり、連絡調整をしたりする。
施設サービス…
利用者が施設入所を希望した場合、
提供されるサービスで、
「指定介護老人福祉施設」
「指定介護療養型医療施設」
「介護老人保健施設」
の3種類に大別される。
夏美「こんなに沢山あるなんて・・
どれを選んでいいか
わからないですね」
吉永「どれでも好きなものを
選べるわけではありませんよ」
三好「え!違うんですか?」
吉永「前回お話しした様に、
介護保険サービスを
受けるには、被保険者は
介護認定を受けなければ
いけません。
そして介護認定によって、
点数が付き、
その点数によって
受けられるサービスが
変わってきます。」

三好「そういうことなんですね~
介護保険サービスは
保険料を払っていれば
無料で受けられるんですか?」
吉永「いいえ、
介護サービスにかかった
費用の1割を自己負担
しなければなりません。
(一定以上の所得が
ある場合は2割)

さらに、居宅サービスには、
要介護度に応じて、
利用限度額があります。

夏美「上限アリなんですね~」
吉永「介護業界は人手不足ですし、
財源だって無尽蔵では
ありませんからね。
どういったサービスを
どう受けるのかを
ケアマネージャーの方に
プランニングしてもらうのが
最適です」

三好「さっき出てきた支援サービス
ってやつですね!」
吉永「その通りです。
三好さんのお母様は、
聞く限りでは
要介護度は低そうなので、
居宅サービスを
うまく利用することで、
ご家族皆さんで面倒を
見ていくのが
良いのではないでしょうか?」
三好「なるほど!
とにかくまずは要介護認定を
もらえるよう動いてみます!
でも、可能性として、
施設に入れるケースも
聞いておきたいんですが…」
吉永「前回のアンケートでも
提示しましたが、
入居型の施設の場合、
自費は食事など含めて
月額8~15万円くらい
必要です。
しかも、公的介護保険制度の
施設に入る場合、
申し込みから入居まで
年単位で待つことがあるので、
介護保険を使用しない
民間の施設を検討する
必要も出てきます」

夏美「民間だと高そう~
どれくらい費用は
かかるものなんですか?」
吉永「施設によりますが、高級な
介護付き有料老人ホームは
入居時に1億円、
月額費用は35万円という
ところもあります」

三好「入居金が1億円!!!

やっぱり家で頑張って
面倒みます…」
吉永「もちろん、
高額の施設ばかりでは
ありませんが、
やはりある程度の金額は覚悟
しておく必要がありますね」
三好「母の介護にもこんなに
お金がかかるのに、
実際自分が介護を受けるときは
どうなってしまうんだろう…」
吉永「その考えはとても大事ですよ!
それでは次回は老後にはいくら
必要なのかを解説します」
