生涯未婚率が年々上昇している昨今。
様々な理由で『1人で生きる人生』を覚悟する女性が増えてきていると思います。
必死に働き、世の中の酸いも甘いも知ったアラサー独身女性が気になってくること
それは、『将来のお金に関すること』ではないでしょうか?
「将来の事を考えてちゃんと貯金をしたい。」
「資産運用をしたいけど何から始めたらいいのかわからない。」
この記事では、このようなお悩みを解決する方法を紹介していきます。
まずはじめに老後資金を算出して、将来に備える方法を学びましょう。
FP事務所を舞台に3人のキャラクターがメインとなって、お金や経済の知識をわかりやすく解説していきます。
〈登場人物〉

田中花子 (29) 独身OL女子
結婚に夢を見ているがなかなか相手が見つからない。
一人で生きるかもしれない将来に不安を抱えている。

FP事務所所長32歳。真面目な実力派FP

新人FP。明るく元気でちょっと天然
こちらに吉永所長はいらっしゃいますか?
何か悩んでいる事があるんですよね?
老後の生活に必要となる資金の算出

確か、前にテレビで2,000万円は必要と言っていた気がします。
現在、自分が1ヶ月生活するのにいくら使っているかわかりますか?
普段意識していないとすぐには答えられないですよね。
定年退職年齢:65歳
寿命:87歳(女性の平均寿命)
- 20万円 × 12ヶ月=240万円(1年間の支出)
- 87歳(寿命)- 65歳(定年)=22年(余命)
240万円 × 22年=5,280万円
2,000万円では全然足りないですね…
年金受給額の算出

公的年金は、①国民年金(基礎年金)と②厚生年金の2階建て
になっていて、会社員や公務員の場合は両方を貰う権利があります。
厚生年金に加入をすると、自動的に国民年金にも加入をする事になります。
“出典:一緒に検証!公的年金〜財政検証結果から読み解く年金の将来〜(厚生労働省)”
詳しく教えていただきたいです。
原則の加入期間である20歳~60歳までの40年間休まず保険料を納めた人は満額が貰え、その金額は毎年見直されています。
加入年数が40年間に満たない場合は、加入していた年数に見合った金額を受け取る事ができます。
ざっくりですが計算式で老齢基礎年金の金額が算出できます。
① 1.95 × 38年(加入年数) × 10,000 = 約 741,000円(年)
受給額は、平均の給料と加入月数で決まります。
2003年4月以降に加入した人は計算式で金額をシュミレーションできます。
② 4,000,000円 × 0.005481 × 43年 = 942,732円(年)
- ①老齢基礎年金:74万円 (年)+②老齢厚生年金:94万円
=約168万円 - 168万円÷12ヶ月=約14万円/月
不足する老後の資金を確認

定年退職年齢:65歳
寿命:87歳(女性の平均寿命)
- 72万円 × 22年 = 1,584万円
今後年金受給額が下がる可能性が高く、歳をとると増える出費もあるのでその分も見越してお金を貯めておくと安心です。


72万円×35年=2,520万円
必要なので、働いている間にそれ以上は貯金したいですね。
だったら、早めに貰い始めた方がお得じゃないですか?
繰り上げ受給をすると、1ヶ月ごとに0.5%受給額が減額されてしまいます。
1ヶ月繰り下げるごとに0.7%受給額が増額になります。
リタイアするまでに2,500万円貯金を目標にして、更に年金の繰り下げ受給をして金額をアップさせれば長生きしても安心ですね!
一緒に暮らす事で日々の家賃や生活費も安くなるので、独身でいるより結婚をした方が老後の資金が貯めやすいと言えます。