「クレジットカードの申込みをしたのに、カードを作れなかった…」
「これから住宅ローンを申込したいけど、審査が通るか不安…」
こんなお悩みをお持ちの方に、役立つ情報をお届けします。
ローンの申込や、クレジットカードを作成する時、必ず確認されている「個人信用情報」
自分でできる対策を知って、未来の審査に備えましょう。
このブログではFP事務所を舞台に3人のキャラクターがメインとなって、お金や経済の知識をわかりやすく解説していきます。

左✩吉永所長…真面目で腕利きのFP事務所所長
中☆夏美さん…新人FP、明るく元気でちょっと天然
右☆三好さん…ごく普通のサラリーマン。妻子持ち(娘4歳)
ローンが通らなかった!誰もが必ず確認される【個人信用情報解説】

同じ会社で10年働いているし、昇格して年収も上がったし、買おうとしている家も、そこまで高いわけじゃないのに。


吉永さんならその理由もわかるかなと。
しかし、残念ですが、理由を特定することは難しいですね。
審査の基準は、申込みをした機関によっても様々ですから。
下記のように取引状況に関する情報ですね。
- どこでいくら借りているか
- いつ完済する予定なのか
- 返済は滞りなく行われているか



【隠してもダメ】ローン情報は専門機関に登録され共有されている

でも『他の銀行だからバレない』って言ってましたよ。
どちらも銀行なら、その方の言葉をお借りすれば100%『バレ』ます。
そこの加盟会員になれば『信用情報』を登録したり照会したり、共有できるんですよ。
ですが、誰でも会員になれるわけではありません。
加盟資格をクリアしている必要があります。
『銀行または法令によって銀行と同視される金融機関である』などです。
- 貸したお金をきちんと返せるか?
- お金を借りすぎてないか?
銀行も「お客様からお預かりしたお金」を貸すわけですから、慎重になります。




迅速に、適切に審査する為に情報を共有しているんですよ。
でも、友人はお金を借りているだけで、ブラックリストに載るようなことはしてないと思うのですが…。
それでも登録されてるんですか?
下記のようなときです。
- 住宅ローンの仮審査を申し込んだ時
- エステで分割払いを申し込んだ時
- クレジットカードの申込みをした時
1回払いでも、引落日に口座に十分がお金がなく、何日も遅れたり、何度も遅れたりすると、情報として登録されます。
買ったときは覚えてるんだけど、支払は忘れちゃうんだよね〜。
ん?その情報も全部登録されてるってことは…
も、もしかして僕もう住宅ローン組めないんですか?
情報は登録される期間が決まっていて、経過後には自動的に削除されるようになってるんですよ。

引用元:一般社団法人 全国銀行協会 全国銀行個人信用情報センター「個人情報の取扱い」
少しホッとしました。
ただ、「消えるための条件」を備えている情報もあります。
それは条件が満たされない限り消えないので、心配であれば一度自分で確認してみるのもいいかもしれませんね。
【開示請求と盗難登録】個人信用情報機関で私達ができること

『開示請求』をすれば、自分の個人信用情報を確認できます。
500円〜1000円ほど費用はかかりますが、スマートフォンですぐ確認できるところもありますよ。
どうしたら良いんですか?
それぞれ取り扱っている情報が違うので、確認したい情報を取り扱っている機関のホームページを見てみると良いと思います。
開示請求の仕方が詳しく載っていますよ。

運転免許証などの本人確認資料の紛失・盗難登録です。
他人に悪用される可能性があることを「加盟会員」に伝えるためです。



守られるだけでなく、自分でも守ることができるんです。
当たり前のことだけど、これからはもっと注意しておこう。
引落日や金額を忘れないように、確認しておくことはもちろんですが、
- 引落口座を給与受取口座に設定する
- 通帳の中に定期預金を作り万が一の時も貸越できるようにする
など対策をしておくと更にいいかもしれませんね。
友人にもそれとなく伝えてみます。
吉永さん、ありがとうございました!