

第3話
「貯金をみるみる殖やす方法」
【金利を味方につける⁉】
涼子「それで! 10年間で1000万円を無理なく貯める ってどうしたらいいんですか!?
知っていると知らないとでは
大きく差がつく貯蓄方法
をご説明しましょう」
福沢諭吉は働かせてナンボ
ですよ!」
金利ですよ。」
涼子「金利!? 銀行とかにお金預けると、たま~に もらえるあの10円とかの?」 吉永「もちろん銀行預金でもらえる利息も 立派な金利です。 ちなみに銀行の金利の全国平均は何%だと思いますか?」
涼子「10円とか20円しかつかないから… 1%とか?」夏美「約0.025%です。」

いかに
銀行に預金しても
お金が増えない
かが分かりますね。
それが資産運用です。」
涼子「運用って何か失敗とかしそうで 腰が引けるんですけど…」 夏美「そう思われる方が多いですよね。 投資の何たるかを知らずに 漠然としたイメージだけを 持っている方は皆そう おっしゃられるんですよ。」【単利と複利の違いを知ろう】
吉永「まず、金利には、‘単利’と‘複利’
があることを理解しましょう。単利は、最初に預けた元本に
対してのみ利息がつく
計算方法です。

複利は、運用期間中に発生する
利息を元本に繰り入れ、
それを新しい元本として
再び利息を計算する方法です。

複利の場合はそのもらえる
利子も元本に組み入れます。
そうすると次の1年は、最初の元本+1年目の利子に
対して利子を計算します。
利子を元本に組み入れることで利子にも利子がつく
ことになります。 こうしてついた利子を、 また元本に組み入れます。 そうすると、当たり前ですが、 利子は2回目、3回目の方が 多くなります。 図にすると以下のようになります。」
同じ金額を、同じ金利で、
同じ期間預けた場合は、
複利の方がつく利子は
多くなります。
また預入期間が長くなるほど、 複利の効果が表れて、 受取る利子の差は開き、 複利の方が利子が多くなります。」
【金利を使うとこんなにスゴイ!】
吉永「リスクをとらない安定的な運用を 前提として、1%の年複利で 10年間金利が変わらないとすると、 年間955,821円(月79,652円) で目標を達成できます。」涼子「年間5万円、
10年間で50万円浮いた!」
吉永「リスクをとった運用であれば、 より高い収益率を期待することも可能です。 仮に2%、3%、5%で運用できたとすると こんな感じです。 ・2%で運用できた場合 →年913,265円(月76,105円) ・3%で運用できた場合 →年872,305円(月72,692円) ・5%で運用できた場合 →年795,046円(月66,254円) 単純に貯めるだけだと 月83,333円でしたから、 5%運用時と比べると月約17,000円。年間約20万円、10年で200万円も
お得に貯められますね。」
涼子「ということは実質800万円で 1000万円が貯められるって ことじゃないですか!スゴ~い。 言われなかったら絶対コツコツ貯めて 200万円損してましたよ。」
効率的なお金の貯め方が
あるということを知ること。
そしてそれらは決して怖いもの ではないということを知ること。 難しくて不安になった時は お気軽にFPを頼ってください。苦労して貯金しなくても、
あなたの夢を叶えることは
可能なんです。」

『独身者にこそFPは必要⁉』