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ファイナンシャルプランナーって何?
第2話 銀行預金じゃお金が減る!?
Episode2~5~
「インフレと円安に負けないために」
夏美「今週もやってきました総集編」 涼子「今週はなかなかショッキングな 出だしでしたね。だって貯金しているだけだと
お金が減っていく
なんて思ってもみませんでしたもん」
それは100万円が
50万円に減ってしまう
のと同じです。
アベノミクスが目標にしている インフレというものはそもそも 物価が上がる=貨幣価値が下がる 状態なんです。」 涼子「そのインフレになりかけているとは 思いませんでしたから 二重にびっくりしましたよ」 夏美「本当、お給料は上がらないのに 値上がりばかりして困りますよね!」 涼子「シミュレーションしてもらったら、 私が銀行に預けていた100万円は ほとんど増えてないのに、30年後には、
物価は2倍の金額
でしたもんね!」
吉永「インフレはコントロールできないと いわれているので、 最悪の場合はそうなってしまいますね」 涼子「しかもその30年後くらいから もらえるはずの年金も物価に応じて支給額を変えると
いっておきながら
変わらない可能性がある
なんて初耳でしたよ!」 吉永「2000年度の特例法のことですね。 物価に応じるというならば、通常、 物価が下がるデフレ時には、 年金の支給額は下がらないと おかしい話になります」 涼子「物価が安ければ年金が少なくても 今までと変わらない生活が 送れるわけですもんね」 吉永「しかし見た目の金額を減らすと 年金受給者が反発するということで、政府は2000年度に特例法を作り
0.3%下げるべき支給額を
据え置くことにしました」
夏美「それが前例となって、2012年度には
本来の水準より
2.5%も多い状態に
なってしまったんですよね。」
涼子「実質的には2.5%も 多くもらえてるなんてズルい!」 夏美「これによって起きた 「もらいすぎた年金」の額はなんと累計7.5兆円。
若年層の私たちからすると 本当腹立たしい話ですよ。」
スタグフレーションですね。
スタグフレーションとは、 景気の停滞にもかかわらず、 一般物価水準が継続的に 上昇している状態のことです。雇用や賃金が減少する中で
物価上昇が発生し、
お金や預貯金の実質価値が
低下するため、生活が
苦しくなってしまうのです。」

もっと積極的に資産を
増やしていこうとするのが
大切です。
景気回復を狙っているような今の時期は 株式や不動産への投資や 投資信託がオススメです。 あとは、円安傾向の今であれば、外貨預金など
海外に投資するのも手です。

受け取る金額が
契約時に決まっている保険は、
相対的にお金の価値が目減りする
インフレ下では不利となります。
だから契約を減らすことと
契約期間を短くすることで
インフレで目減りする金額を 小さくした方が良いですよ。 吉永「あと住宅ローンですね。 インフレリスクに備えるために 住宅ローンで気を付けるべきは金利です。インフレになると
金利も上昇します。
インフレに伴い 住宅ローン金利が上昇し続ければ、 ローンが払えず破産したり、 せっかくのマイホームを 手放さなくてはいけない事態となります。 なので金利が変動する変動金利タイプから固定金利タイプへの
切り替える方がよいです。」


インフレが起こっている国の通貨は、
「通貨価値が持続的に下落している」
ということです。
つまり対外的にみると、同時に通貨安が
進行しているということになるんです」
夏美「円安だと輸出業は伸びるので、 国や輸出企業にはいいんですけど、 その利益が国内に還元されないと 景気回復には意味がないんですよね。 最近は産業の空洞化で、 国外に求人がいってしまったり、 給与が海外に出されるので、 国内の私たちにはあまり メリットがないと言われてます。」 涼子「私たちに利益が回ってこなければ アベノミクスも成功しなさそう」 吉永「それどころか、円安により 輸入品が値上がりすると、 今まで安かった食べ物も 値上がりする可能性があります。 実際、去年の春ごろから、 食料品・日用品・電気やガス料金も 値上げされています。 日本の食糧自給率は40%程度。輸入に頼っているのが現状です。
今までは円高のおかげで、食料品は 低価格であり続けられることが出来、 不況下で所得が少なくても、 生活は支えることが出来ていましたが これからは厳しくなるかもしれません。」