ファイナンシャルプランナーって何?
episode4-2
「本当にお得な保険に入るために」
吉永「さて、昨日見たように、多くの人が
お得でない保険に入っているわけですが、 それはなぜなのでしょうか? それは加入の仕方にヒントがあります。」 夏美「ちなみに、涼子さんのご家族はどうやって 保険を選んだって言ってました?」 涼子「うちの叔母が、 保険のセールスをやっていたから、 付き合いで加入したそうです。」
吉永「まさにそれなんですよ!
多くの人が損している原因は!!」
涼子「えっ!?どういうことですか?」 吉永「保険というのは、入ったほうがいいとは 分かっているものの、よくわからないから 勧められるがままに加入するという パターンが非常に多いんです。 特に、知り合いや親戚が 保険のセールスというケースは!」 夏美「一昔前だと、新卒で入社すると、 会社に保険のおばちゃんがやってきて 皆勧められるがままに 加入したなんて聞きますよね」
昔は、保険料は、法律によって、
全ての保険会社が、
同じ商品を同じ値段で
販売するよう義務付けられていました
商品や値段に、会社間での差が ほとんどないことから、 「保険は誰から何を契約しても 変わらない」という時代だったんです。 こういった背景から、日本では、 保険はいいものを選んで 加入するのではなく、いわゆる「義理・人情・プレゼント」
略してGNPの3要素が 重要というのが常識となりました。」

有名な『金融ビッグバン』です。

保険料から商品まで
自由競争の時代に突入したのです。
それで現在では、保険会社により 大きく保険料は異なり、 保険会社を選ばないと大損するといっても 過言でない時代になったのです。」 涼子「あの…私の両親、96年以前に加入してから 1度も見直してないと思うんですけど… これってまずいですよね?」 吉永「申し上げにくいですがマズイですね。 でも、ご両親のように昔加入した保険を 現在も継続している方って多いですよ。」 涼子「帰ったらすぐに見直すように言わないと! あ…でも、〇✖生命保険のセールスを やっている叔母さんの勧めで 入っているから断りづらいのかも…?」 吉永「安心してください。 ご両親のように、世の中にはこういった 保険会社の社員の勧めで保険に入る方が 95%と圧倒的に多数で、 皆さんその人との関係を気にされます。 でもね、この保険を売ることでセールスさんが得られる報酬って、
加入してから2年までが対象なんですよ
3年目以降の加入はセールスさんに とって何のメリットもないんです。」 涼子「ええ~!じゃあ 何も気兼ねする必要はないんですね!?」 吉永「はい、ご両親以外にも、もし周りに 保険のセールスさんの勧めるがままに 保険に加入していて、 すでに2年経過している人は なんの後ろめたさもありませんから すぐに保険を見直すよう 教えてあげてくださいね」 涼子「でも、なんでセールスさんの 勧める保険だと損するんですか?」 吉永「セールスさんはお客さんが 保険に加入することで報酬を得られます。 しかしこの報酬というのは商品毎に値段が違うんです。
そのため、中には、 お給料アップのために、 より高額な報酬を得られる商品を 売ろうとする人もいるんです。」

あまりオススメはしません。
こういったショップは、 CMやHPでアピールしているとおり、 手数料がかかりません。 じゃあ会社はどうやって 利益を出してると思いますか?」 涼子「先ほどの話から察するに… 保険会社からの報酬…?」 吉永「その通りです。 ここもお客さんが保険に加入することで 保険会社から報酬をもらいます。」 涼子「ということは、儲けのために 不必要な保険や もらえる報酬の金額が高い保険を 勧めてきたりするんじゃないですか!?」 吉永「残念ながら、中には そういう販売員もいるでしょうね。」 涼子「もうどこに相談しに行ったらいいのか…結局、誰に保険を見てもらったら
一番お得に入れるんですか?」
夏美「涼子さん!何のためにうちの事務所に いらしたんですか!思い出してください! ここはファイナンシャルプランナー事務所! お金にまつわるあらゆる悩みを お得に解消する場所ですよ!」

保険で損をしないために必要なこと