
ファイナンシャルプランナーって何?
episode4-3
「これでバッチリ!保険のいろは」
涼子「さあ早く私にぴったりの 保険を教えてください」 吉永「その前に、保険を選ぶ際の 考え方をお教えします」 涼子「考え方?会社名と保険名だけ 教えてくれたらいいんですけど…」 夏美「涼子さん、 その受け身の体勢はマズいですよ。 説明されるがままに加入しては 昨日見てきた人たちと同じです。 いくら信頼のおけるFPの話と言えど、 ただ鵜呑みにするのではなく、 自分でもしっかり考えないと」 涼子「そ…そうね。いけないいけない じゃあどういう風に 考えていけばいいんですか?」 吉永「そもそも保険とはリスクに備えるもの
ということをしっかり認識しましょう。 ないリスクにも保険を用意しても 無意味ですしお金の無駄遣いですからね」
涼子「なるほど」 吉永「ではリスクとは何なのか?
生きていく上でのリスクとは、
死ぬこと・病気になること・
生存することです。」
涼子「死ぬのと病気はわかりますが、 生存するっていうのは?」 吉永「生きていくにはどうしても お金が必要です。

死亡するリスクに備えるのが
生命保険、
病気するリスクに備えるのが
医療保険、
生存するリスクに備えるのが
収入保障保険
です。」 涼子「名前と中身がリンクしてるから 分かりやすいですね」 吉永「そして生命保険は 3つのタイプに分けられます。・終身保険
・定期保険
・養老保険
です。」 涼子「養老?」 吉永「今からひとつひとつ簡単に説明しますね。 まずは定期保険です。 こちらは保険期間が限られた 保険のことです。よく聞く『掛捨て』
というのが、 こちらの定期保険に該当します。定期保険の特徴は
①満期金や解約返戻金がない
②保険料が安く抑えられている
③保険期間終了時に更新すると
保険料が高くなる
(契約年齢が上がっているため)
です。」 夏美「続いて終身保険です。 こちらは名が体を表すとおり、保険期間が一生涯である
保険のことです。
終身死亡保険、終身医療保険など 名前でわかりやすいですね。 終身保険の特徴は、①一生涯保障が継続される
② 保険料は高めとなる。
③ 途中解約時に解約返戻金がある
④ いつ死亡しても一定額の
死亡保険金が受け取れる
です。」 吉永「最後は養老保険。 これは老後の自分や家族を養うための 保険のことです。 満期まで保険料を積み立てて、 満期時に利息を上乗せして受け取ることが できる貯蓄タイプの保険です。 学資保険やこども保険なども 貯蓄タイプなのでこちらですね。 養老保険には次のような特徴があります。① 期を迎えれば満期金を
受け取ることができる
② 貯蓄機能を併せ持っている
③ 保険料が高め
(満期金があるため)」
夏美「まとめて合わせるとこんな感じです。」
最低限の保険料で最大限の保障
を得ることができます。 ちなみに、医療保険は 定期か終身の2タイプがあり、 収入保障は定期保険です。」 涼子「どれを選んでいいのか さっぱりわからないんですが」
医療保険と死亡保険だけで十分ですよ」
涼子「えっ、それだけでいいんですか?」 吉永「まだ30歳とお若いですから、基本的には 医療保険だけでいいくらいです。 新婚の女性だとこれから妊娠出産が 考えられるので、 帝王切開や吸引分娩などのもしもに 備えて加入した方がお得です。」

吉永「あとは死亡保障ですね。
亡くなった時にご主人に300万円残せます」 涼子「私が死んでも、主人は自分の稼ぎだけで 生きていけるから これは別に要らないんじゃないですか?」 吉永「300万円というのは、一般的にはお葬式と 身辺整理をするのに必要な額なんです。 それに、これは死亡だけでなく、 両目を失明するような重い障害状態に なった時も適用されますし、 月額633円ですからオスス…」涼子「入ります!安いから入ります!
死亡保険の保険金って こんなに安いんですか!?びっくり!」 夏美「こちらは掛け捨てですからね~」 涼子「掛け捨てって本当に安いんですね! 最初に言っていた医療保険は 月額いくらなんですか?」吉永「4421円です。
こちらには 先進医療特約をつけて 先進技術を使った治療を受けるときに 保障が受けられるようにしてみました。」 涼子「その特約はいくらなんですか?」吉永「月額131円です。
特約を抜くと月々4290円になります。」 涼子「131円ならつけときます!ということは全部合わせても
月額5054円か~
想像していたより安い♡」
夏美「大切なのは、その時その時の
状況に合わせて必要な分だけ
無駄な保障をつけないよう
気を付けていくことですよ♪」

保険の常識の裏側をご紹介します」
涼子「裏側!?気になる~!」