
episode4-5
「徹底見直し!保険のすべて」
涼子「今週もためになりました! 結婚したら保険に入らなきゃと 漠然と思っていたけれど、 どこから手を付けていいのかも 分からなかったですからね。」 吉永「生命保険は人生で2番目に高い買い物
と言われるくらい 高価ですから、 分かっていただけて 嬉しいです。」 涼子「本当に! 保険料なんて生涯で 300万くらいかと 甘く思っていたから」 夏美「多くの人が加入している 『定期付き終身保険』は 保険料が高めですもんね。 保険料は月に約2万円なので 30歳から60歳まで30年払ったら 720万円!安くはないですよね」


保険料は、
法律によって、
全ての保険会社が、
同じ商品を同じ値段で
販売することに
なっていましたから。
「保険は誰から 何を契約しても変わらない」 という時代だったんです。」 涼子「それでうちの両親は 【義理・人情・プレゼント】 略してGNP営業にまんまと はまったというわけですね。
保険に加入させて
得られる報酬って、
加入してから
2年までが対象
って聞いたときは 安心しましたよ。 そうじゃないと変えるの 気兼ねしちゃいますもん。」 吉永「これは知らない方が 多いですよね。 保険のセールスさんの 勧めるがままに 保険に加入していて、 すでに2年経過している人は なんの後ろめたさも ありませんから すぐに保険を見直すのを オススメします」 涼子「セールスさんはお客さんが 保険に加入することで 報酬を得られて、 しかも商品毎に報酬の値段が 違うなんて初耳でした! 全員じゃないにしても中には 無駄な保険を勧めてくる人が いるかと思うと怖いです。
保険とは
リスクに備えるもの
ということを しっかり認識して、 必要な分だけ 加入しましょうね。」 涼子「ちなみにリスクって 何個でしたっけ?」 吉永「生きていく上でのリスクは、・死ぬこと
・病気になること
・生存すること
の3つです。」
涼子「生存するって どんなリスクなんですか?」 吉永「生きていくにはお金が必要です。一銭もないのに長生きしても
困るだけですよね?
生存するリスクというのは、 お金が足りなくなること と考えてください。」 涼子「そうでした!」 吉永「そして、各リスクに対して 用意されているのが保険です。死亡するリスクに備えるのが
・生命保険
病気するリスクに備えるのが
・医療保険
生存するリスクに備えるのが
・年金保険
です。」 夏美「そして保険のかたちは 3つに分けられます。・終身保険
・定期保険
・養老保険
です。」 涼子「そうそう!いまだに違いを 覚えられていないけど…」 吉永「もう一度、 簡単に説明しましょう。 まずは定期保険ですが、 こちらは保険期間が 限られた保険のことです。いわゆる掛捨てですね。
定期保険の特徴は①満期金や解約返戻金がない
②保険料が安く抑えられている
③保険期間終了時に更新すると保険料が高くなる(契約年齢が上がっているため)
です。」 夏美「続いて終身保険です。 こちらは名が体を表すとおり、保険期間が一生涯の
保険です。
終身死亡保険、 終身医療保険など 名前でわかりやすいですね。 終身保険の特徴は、①一生涯保障が継続される
② 保険料は高めとなる。
③ 途中解約時に解約返戻金がある
④ いつ死亡しても一定額の死亡保険金が受け取れる
です。」 吉永「最後は養老保険。 これは、老後の自分や家族を 養うための保険のことです。 満期まで保険料を積み立てて、 満期時に利息を上乗せして 受け取ることができる 貯蓄タイプの保険です。 学資保険などは貯蓄タイプなので こちらに当てはまりますね。養老保険には次のような
特徴があります。
① 期を迎えれば満期金を受け取ることができる
② 貯蓄機能を併せ持っている
③ 満期金があるため保険料が高め」
夏美「まとめるとこんな感じです。」
最低限の保険料で
最大限の保障
を得ることができます。」 涼子「種類がありすぎて選ぶのが 大変かと思っていましたけど、 まだ子供もいない私には医療保険と死亡保険だけで十分
って分かって安心しました。」
吉永「まだ30歳とお若いですからね。 これから妊娠出産が 考えられるので、 帝王切開などのもしもに備えて 医療保険には加入した方が いいですね。」

その時その時の
状況に合わせて
必要な分だけ。
無駄な保障を
つけないよう
気を付けることです」

加入するのが
早ければ早いほど
保険料を安くできます。
同じ保険を65歳まで 払い続けた時の総保険料を、 加入時の年齢別に 比べてみても、 子供の時に入るのが 一番お得です。

吉永「さて総集編も最後です。 今週伝えたかったのは、
保険はなんとなく
入るものではない
ということです。 気づいてない方が 大半だと思いますが、保険も立派な金融商品

保険会社の経費になっています。
経費を差し引いた お金を運用して それを保険金に まわすわけですから、 経費が大きければ 元手は少なくなり 当然運用しても 利回りが悪くなります。だから保険に入って
お金を増やしたり
貯めようとするのは
ナンセンス。
必要な保障を
得れる保険に
掛け捨てで加入して、
いざという時用の
お金は別の方法で
用意していくのが
賢いやり方です。」
涼子「積み立てタイプの 保険に入るなら 外貨預金を ドルコスト平均法でやる方が お金が増える可能性は 高いですもんね。」 吉永「その通り!無駄な保険料を
カットすることで
保険料を少なく抑え、
浮いたお金を
効率的に運用し
お金を増やしていく。
これが理想です。」 涼子「そうやって賢く保険に入って、 投資でお金を増やして、 いつかお金持ちみたいに 保険なんて入らなくても へっちゃらなくらいの資産 築きたいです~」 吉永「そのためにも、これからも しっかりお金の勉強を していきましょう!」