ファイナンシャルプランナーって何?
第一話 家を買うと税金が安くなる? 第二話 誰も教えてくれなかった 給与明細の見方 第三話 関係ないなんて言わせない サラリーマンと確定申告のお話
episode6-4
「果たして三好さんの家計は
いくらまで浮いたのか」
夏美「さて、今日は昨日に引き続き、 サラリーマンの方でも使える お得な確定申告術第2弾! その名も…」吉永「ふるさと納税です。」

地方自治体に寄付することで、
寄付した額のほぼ全額が
税額控除される制度です。」
三好「寄付って控除されるんだ!」 吉永「では、仕組みを簡単にご説明しましよう。 三好さんは川崎市にお住まいですね? ならばどこか別のA市に ふるさと納税をするとします。 そうすると、納税先の地方公共団体 (この場合A市)から領収書をもらえます。 その領収書を添付して確定申告を行えば、 ふるさと納税をした年の所得税から 税額控除されて所得税が還付されます。 三好「つまり、ふるさと納税したら お金が返ってくるってことですか?。」 吉永「その通りです。 ちなみに、この控除はふるさと納税額 2000円以上の場合に適用されるので、 どうしても2000円は負担しなければ なりません。」 三好「2000円負担するなら 控除があっても全然お得じゃない気が…」 吉永「話は最後まで聞いてください。 ふるさと納税の1番おいしいところは、納税の見返りに特産品を
もらえるところなんです。
くれない自治体ももちろんありますが、 自治体によっては、 ふるさと納税に対する「お礼」の 特典として、その地方の特産品や 名産品を送ってくれるんです。 しかも10000円の寄付に対して、 だいたい3000~5000円くらいの 特産品を送ってくれるので、最低限必要な2000円で
その何倍もの利益を
得ることができるのです。」


2000円のふるさと納税が
10倍の利益になるんです」

寄付金控除で戻ってくる税金には
上限があります。
したがって、寄付金控除で 戻ってくる上限の金額を計算し、自己負担金が2000円以内に
収まる範囲で、
ふるさと納税すると
最も資金効率が良くなります。


三好「ところで、話を戻しますけど、 今週は税金にまつわお話でしたよね? 結局その結果僕の月の支出は どのくらいカットできるんですか?」 吉永「だいぶ話がそれて うっかり忘れそうでしたね。 住宅ローンを組んだ時の 最初の残高が3000万円とすると、
控除で年間30万円返ってきますから、
月額25,000円浮くことになります。」
三好「おおっ!家賃の方と合わせて これで55,000円浮くことに!」 吉永「あとね、これ1回だけだから 計算に入れなかったんですけど、実はさらに年間30万円
浮かせられるとっておきの
方法があるんですよ」
三好「ええっ!?30万円浮かせられるなら 1度だって全然構いませんよ! 何をするんですか?」吉永「すまい給付金をもらうんです。

家を買うとお金がもらえます。


ここで言う持分とは、
不動産登記という、
家を買う際、法務局に
建物の権利を記録する時の
権利の割合なんです。
いわゆる名義人の割合ですね。」 三好「名義人に割合とかあるんですか?」 吉永「例えば、三好さんが1人で 名義人ということもありますし、 奥様と共同名義にすると1/2になります。」 三好「ああなるほど!その持分に応じて 給付額が変わるんですか?」 吉永「はい。年収で決まる基礎給付額×
登記で決まる持分=
すまい給付金の金額です。」



あと15,000円浮かす方法が
残っています。
明日の総集編を経て、 来週からは保険を見直すことで もっとムダをカットしていきましょう!」 三好「はい!先生!」