2-2 まだまだ多い不動産投資の疑問
『借金持ちになっても大丈夫?』

多くの人は小さい時から
『借金は悪』という教育を受けてきています。
同様に
『不動産投資など普通の人がする取引ではない』
と漠然と刷り込まれてしまってもいます。」

借金の額ではなく、
投資が予定通りに収益を生まず、
借金が返済できなくなることなんです」
涼子「た、確かに、いくら10億円借りてても、 来年返せるというメドがついてたら問題ないですよね」 吉永「不動産投資は、多くの場合、賃料収入を返済のアテとして
銀行から借り入れをします。
銀行も、『30年後の完済まで特に問題ない投資案件だ』
とシミュレーションをしたうえで
貸しているわけです。
そして銀行の目利きは
おおむね当たっています。」

不動産投資家の100人に1人も
借金が返せなくなって困っている人はいない
んです。つまり、初心者が地方のハイリスク物件を
高金利で借りても、
1%以下しか返済に困ることはないんです。」

不動産投資は
現金でするものではありません。
借りてやるからこそ意義があります」
涼子「えええええ どういうことですか? 借りずに済むならその方が良いんじゃないですか?」 吉永「これは資産運用を大きな視点から考えた時の問題です。 1000万円の物件をキャッシュで購入したとします。 利回りが5%だとすると、年に50万円の収入です。 最初に投下した1000万の元を取るには 20年かかるということですよね。 それなら、最初から手持ちの1000万円を 別の方法で資産運用をしてみます。 これで年利5%とるとしたら年に50万円の収入です。 不動産投資は、借りたお金で回していけばいいんです。 要は、手元のお金は1000万円ですが、 銀行から信用という名目で1000万円もらっているので、 トータルで見れば 2000万の資産を持っているということになるんです。 だから、不動産投資はキャッシュでなく、 借り入れでやるべきですし、 そうでなければ旨みがないんです。」
金融庁の認可を得ている一般の金融機関から
借りている場合、
借金返せなくなっても怖い人や夜中に自宅に来たり、
会社に取り立てに来ることはありません。」

税金は自己破産しても免除にはなりません。
税金を払えなければ、 預金口座や自宅の差し押さえなどの 措置を取られてしまいます。