2-3 今話題のAirbnbって一体なに?


旅行者を有償で受け入れるビジネスモデルが
登場しました。」
涼子「それがAirbnbなんですね!?」
吉永「そういうことです。
個人が手軽に空き家・空き部屋を使い、
利用者を泊めることで収入を得る民泊ビジネスが、
世界的に広がりを見せており、
そのマッチングサービス最大手が
Airbnb(エアビーアンドビー)です。

Airbnbは、ホストと呼ばれる部屋の提供者と
ゲストと呼ばれる宿泊者を繋ぐ役割をし、
そこには民泊仲介サイトを通じて
ホストは宿泊者を泊め、
ゲストはそれに対して宿泊料を払うという
関係があります。
Airbnbはホストから手数料を取ることで 成り立っています。」
登録物件数は平成28年2月現在で、
日本では26500軒以上です。
日本法人は2014年5月に立ち上がっていますが、 当時は今ほど民泊というワードも定着しておらず、 一部のホストの間でのみ Airbnbでの民泊が行われていました。 日本で知名度を得たのは2015年に入ってからです。 そこから急速に登録件数を伸ばしてきました。」 涼子「やはり都心が多いんですか?」 吉永「はい。26500件のうち約1万件が23区内です。
続いて、大阪府、京都府の順です。」

これは過去最多を更新した形です。

ホテルをはじめとする
宿泊施設の圧倒的な不足です。」
涼子「こんなにたくさんの人が来ても、 ホテルとかの数はそんなに増えてなさそうですもんね。 確かに泊るところは足りなさそうですね」 吉永「観光庁によれば、 日本国内の総宿泊者数は平成21年まで3億人泊程度で、 そのうち外国人宿泊者数は、 6%~7%に過ぎない数字でした。 ところが、平成22年から増え始め、 平成27年7月が延べ宿泊者数4,600万人泊、 外国人宿泊者数は680万人泊を超えました。 比率は14.7%となり、 平成27年の外国人宿泊者数は、 前年同月比で約50%増です。 つまり、日本の宿泊者は既に7人に1人が外国人で、 今後も増え続けることが予想されますから、 観光シーズンに限らず 宿泊施設の予約を取りづらい状況が、 今のままでは日常化していくと考えられます。」 夏美「こないだアパホテルが値上げしたのは ちょっとしたニュースになりましたよね!」 涼子「それ知ってます! 1泊3万円台の設定になったってやつですよね! アパホテルって1泊7~8千円くらいだったのに、 ものすごい値上がりだと思ってビックリしましたもん」
