普通のサラリーマンが
不動産投資を始めたら、
税金とかどうしたらいいの?

このブログはとあるFP事務所を舞台に、
3人のキャラクターがメインとなって、
お金や経済の知識を易しく解説します。
左✩吉永所長… 真面目で腕利きのFP事務所所長
中✩夏美ちゃん…新米FP。明るく元気でちょっと天然
左☆三好さん…ごく普通のサラリーマン。妻子持ち(娘4歳)

吉永「では、昨日の続きで、
税金について説明していきましょう。
不動産取得~売却にかかる税金には、
以下のものがあります。
取得したとき |
印紙税 |
登録免許税 |
|
不動産取得税 |
|
*贈与税・相続税 |
|
保有しているとき |
固定資産税・都市計画税 |
所得税・住民税(個人) |
|
*地価税 |
|
売却したとき |
所得税・住民税(個人) |
*土地譲渡益の重課税(法人) |
特に注意しなくてはならないのが、
「不動産取得税」です。
取得した不動産の課税標準額 × 税率
で、税率は以下のようになっています。
取 得 日 |
土 地 |
家屋(住宅) |
家屋(非住宅) |
平成20年 4月 1日から |
3/100 |
4/100 |
物件に拠りますが、
大体10~15万円を納税する必要があります」
夏美「これうっかり忘れがちですよね!
今年不動産投資を始めた私の友達も、
納付期限1か月前に納付金額の通知が届いたそうで、
収益的にも空室でマイナスを出している月だから
手元に現金がなく、カード決済をしたって言ってました」

吉永「現金で納めた方が、
領収書を貰えるのでベターですが、
カード決済による納付も出来ます。
他に気になる事はありますか?」
三好「前回までのお話で、
様々なリスクがあるものの、
不動産投資は
サラリーマンとして働きながら行える魅力的な投資
であることはわかりました。
ですが、まだ引っかかっていることがありまして。」
夏美「最初に呟いていた
不動産投資は生命保険代わりになるという点ですか?」
三好「そうです!どうにも結びつかなくて…」
吉永「確かに、一見繋がるイメージが湧きませんよね。
実は、不動産購入の際には、
金融機関で住宅ローンを組む場合、
団体信用生命保険というものに加入させられます。
これは、住宅ローンなどを組んだ人が
死亡、もしくは健康面で大きな問題が起きて
返済不能となった際に、生命保険会社が
ローンの残額を肩代わりしてくれるという
生命保険の一種です。」

三好「つまり、もし僕に万一のことがあっても、
妻や娘にはローンが残らないってことですか?」
夏美「そうです♥
しかも不動産と毎月の賃料収入は入ってきます」
三好「最高じゃないですか!
こないだ教えてもらった
収入保障保険にも入っているので 、
これで妻と娘の将来は安泰ですね!」
吉永「毎月の賃料を考慮に入れるなら、
再度、収入保障保険も見直して
更なるコストカットもできそうですね」
三好「いや~本当に勉強になりました。
お陰さまで不動産投資の事が
かなり分かるようになり、
不安が解消されました!
物件選びも含め、
購入後も色々考えなければならないことが多いから、
計画をしっかり立てた上で始めなければならないですね。
例の営業さんのオススメ物件はお断りして、
吉永さんに改めて相談させていただきます!」
夏美「三好さんよかったですね♪
不動産投資、私も始めようかな♪」
吉永「不動産投資は素晴らしいものですが、
今回説明したようにリスクも沢山あります。
ですから、いきなり始めるのではなく、
まずFPに相談してみるようにしてみてくださいね」