ポイントは出産日!?
産休・育休の真実編


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Part1「女性の未来と選択肢」
涼子「こんにちは~」
夏美「涼子さん、こんにちは。
あっ!お腹膨らんできましたね~」
涼子「えぇ♪安定期にもなって
つわりも落ち着いてきました。」
吉永「それは良かった。
とはいえ、
大事な時期ですから
無理しないでくださいね。
お仕事も大変でしょうし」
涼子「・・・」
夏美「涼子さん??」
涼子「私、もう…仕事辞めます!!!!」

夏美「!?いきなりどうしたんですか?」
吉永「涼子さん…いつもと様子が違いますね…」
夏美「何かあったんですか?」
涼子「妊娠してつわりの期間に
なかなか思うように働けなけなくて」

夏美「しばらくこちらへも
来れなかったくらいですもんね」
涼子「えぇ。同僚のみんなも気を使ってくれて、
申し訳なくも休んでました。」
夏美「いい職場じゃないですか~」
涼子「そうなんです!ただ…
日を追うごとに
どんどん仕事が溜まっていくのが目に見えて。
溜まっていくのにどうにも出来ないのが
辛くてしょうがないんです…」
夏美「通常の休みでは
代わりがいないですしね」
涼子「そうなんです。
もう心苦しいのと、
そんな日々が続くと考えると
産休明けから仕事に戻れる自信もなくて」
夏美「初めての妊娠出産って
いろいろ不安ですもんね。」
涼子「一度きっぱり辞めて、
出産して落ち着いたら
新しい職場で働くのもいいのかなって。」
吉永「…となると、
もう出産前に辞めるって事ですか?」
涼子「はい!
幸い主人は公務員ですから
職が無くなる心配は無いですし♪」
夏美「そういえば旦那さん公務員でしたね。」
涼子「そんなんです。
だから動けるうちはパートでもしながら
マイペースに過ごそうかと考えてます。
出産後は扶養内で働いて、
子供との時間を作るのも良いかなって
主人とも話していまして」
夏美「なるほど・・・
ん?所長?
どうしたんですか?震えてます?」
吉永「涼子さん!!!
甘い、甘すぎます!!!!」

涼子「わ!?びっくりした!」
夏美「お菓子がですか??」
吉永「違いますよ!!」
涼子「え??じゃ、何でしょう?」
吉永「涼子さんの考えです!」
涼子「え!何故ですか??」
吉永「理由は大きく二つあります!
まず一つ目。
会社員を辞めてまた再就職できると思っている事!」

涼子「え?どういうことですか」
吉永「転職30歳限界説を聞いたことがありますか?」
涼子「?!限界??」
吉永「30歳以降で転職をしようとすると、
希望の職にはまずつけません。
ましてや主婦であればなおさらです!」
涼子「えぇ!?」
吉永「考えてもみてください。
家庭や子育てがあれば、
家族の状況で、
いつ休みや早退になるのかわからないですよね?
涼子「そうですね…」
吉永「厳しいことをお伝えしますが、
いつ仕事に穴をあけるか分からない
存在を雇える会社はそうそうありません」
涼子「・・・」
吉永「それに専業主婦期間はブランク、
これは確実にネックになります。」

涼子「!?厳しい!!
キャリアを積んでいれば
ブランクがあっても大丈夫だと思ってました。
就職活動は…難しい…んですね」
夏美「涼子さん!しっかり!」
吉永「さらに!
産まれる前に辞めてしまうなんて!!
さらに今までの積み重ねを
無駄にする気ですか!?」
涼子「えぇっ!!どういうことですか?」
吉永「会社では社会保険に加入してますよね?
中でも健康保険!
保険証はお持ちですよね?」

涼子「はい、病院に行く度に使ってます。」
夏美「医療費が3割で済みますもんね♪」
吉永「健康保険はそれだけではないんです!!
妊婦さんにとっては
さらに手厚い保障があるんですよ!!」
涼子「何が隠されているんですか!?」
吉永「それは・・・」
~次回、育休と産休について~